【リネージュM】年末特別企画!開発&サービスチームインタビュー!【2021年】

June 2022 · 1 minute read
リネージュM、開発サービスチームインタビューアイキャッチ11

『Lineage M(以下、リネージュM)』運営プロデューサーの川南巌氏とサービスチームの鈴木一氏、開発のイ・ジフン氏にインタビューを実施!大型クラスケア「ダークマジシャン」や2021年の振り返り、そして2022年の展開などをお話いただきました。

『ダークマジシャン』クラスケアについて

今回はメールでのインタビューをお受けいただきありがとうございます!
川南さんと鈴木さんは3か月ぶり、イ・ジフンさんは1年ぶりのインタビューになりますね。

まず初めに、先日行われた「Ep.exceed~DARK MAGICIAN~」アップデートについて、お伺いできればと思います。

前回アップデートを行った騎士と同様に、初期に実装されたリネージュを代表する職業ですので、より幅広いプレイスタイルでお楽しみ頂けるようクラスケアが必要だと考えました。

魔術師はクラスケアがなくとも既に強力な職業として確立されておりましたので、今回のアップデートは驚かれたプレイヤーの方も多かったと思います。
しかし、豊富なスキルを所持している反面、相手の魔法抵抗(MR)が高くなり殆ど使用しなくなってしまった魔法も多く、後方支援としての役割が一部のプレイヤーを除き「イミュントゥハーム」と「ヒール」のみという単調なものとなりつつありました。

ですが、今回のアップデートで追加された状態異常「恐怖」やキャンセレーションの強化により後方支援だけでなく攻撃にも加わることができるようになりました。

運営のお二人が話しているように、他職業に比べサポートプレイが中心となる魔術師に、多様な選択肢を提供し攻撃及びデバッファーの役割まで対応できるように調整されたアップデートになります。

ありがとうございます。
今回のクラスケアでは魔術師の他に銃士に対しても実施されました。
こちらを実施した理由は何でしょうか?

魔術師と同じく、銃士の特性をより上昇させると同時に、多様な戦闘の有様が発生するように、同時に銃士のクラスチェンジを行いました。

魔術師のクラスケアを行うにあたり、全体のバランスを取る必要がありました。
海外では今回のアップデートを行う際にはエルフのクラスケアが含まれておりましたが、日本では魔術師に対抗することができる銃士のクラスケアを同時に行う必要があると判断し、実施に至りました。

魔術師に対抗できる職業の一つなので嬉しい方も多かったと思います!

では、魔術師クラスケアのメインとなる要素は何でしょうか?

既存魔法のリニューアルと効果の追加、一部状態異常魔法の確率上昇だと思います。
特に「ダークハンド」や「ダークシールド」、「ダークスター」は効果を大幅に変更しました。

私は、バーサーカーのスキル効果が近距離命中及び攻撃範囲の増加と術者のINTによって近距離ダメージが増加するように変化したことと、恐怖デバフのアップデートがメインだと言えます。
またデバフの確率も上昇したので、より戦況に多様な変化が作れると思います。

多くの魔術師プレイヤーが強さを実感している姿をSNSで見かけますね!

新たな状態異常「恐怖」が実装されるなどPVP時に有効なスキルが複数実装されましたが、注目すべきPVP向けスキルはありますか?

「バーサーカー」と「ダークハンド」は、魔術師の必須スキルと言えると思います。
特に恐怖と連携される強力な魔法「ディスインテグレート[エンシェント]」は、カウンターマジックで容易に対応できていた既存の対魔術師戦に比べると、より深く考えて対策を講じなければならなくなります。

ジフンさんがおっしゃる通り、「ダークハンド」と「ディスインテグレート[エンシェント]」に加え、「キャンセレーション」も注目すべきスキルだと思います。
「ダークハンド」は相手を睡眠状態にする「フォグオブスリープ」から、カウンターマジックを貫通する恐怖状態を付与できる強力な魔法へとリニューアルしました。

「ディスインテグレート[エンシェント]」は元々強力な一撃と一定の確率でテレポート不可という効果をもっていましたが、一定の確率で恐怖状態を付与できる魔法へとリニューアルされましたし、「キャンセレーション」は成功確率が上昇した上、わずかな時間ですがアイテム/スキル使用不可になる魔法へとアップデートしました。

これらによってPVPで魔術師も攻撃に参加すると、相手にとって非常に脅威になったのではないかと思います。

前回の騎士クラスケアで実装された挑発状態もそうですが、対象の行動を大きく制限する恐怖状態は大きな脅威になりますね・・・。

既存スキルの強化も多く行われましたが、PVPスキル以外に特徴的なスキルはあるのでしょうか?

「アドバンスドスピリット」がパッシブスキルに変更になり維持力が上昇しましたし、「バーサーカー」の中距離攻撃で狩り速度も飛躍的に上昇したと思います。

そうですね。
「バーサーカー」については、攻撃範囲が広がり近距離命中も上昇しましたので、より狩りが行いやすくなったと思います。
アドバンスドスピリットも最大HP/MPの上昇値が固定値から一定割合へと変化しましたので、高レベルになるほど恩恵を得られるようになりました。

また「ダークスター」の全体攻撃は特に狩りで圧倒的な性能を発揮します。
ターンアンデッド狩りに続き、範囲狩りもできる形になりました。

さらに、ヒール全般も回復量が増えましたのでボスモンスターや傲慢の塔最上階などでパーティプレイを行う際に大分負担が減ったと思います。
今回のアップデートはPVPだけでなく狩りの面でも強化を実感して頂けていると思います。

シンプルですが大きな強化ですよね。

同時実装された銃士のクラスケアで注目のスキルはありますか?

メインはやはりブレイク系のスキルになります。
特に大規模戦闘でブレイク系のデバフは戦場の版図を変えるに十分です。

入手難易度は高いですが、「レディトゥファイア」です。
このスキルは持続時間中のブレイクスキルの成功率が上昇する効果をもちます。

魔術師の「イミュントゥハーム」をはじめ騎士の「カウンターバリア」、狂戦士の「タイタン」スキルなどの強力な補助スキルが解除される確率が上昇したので、PVPの緊張感が増しました。

ブレイク系スキルが機能すると敵側の動きもかなり悪くなると思うので銃士の立ち回りも非常に重要になりますね。

では次に、クラスケアに伴いクラスチェンジキャンペーンが実施されましたが、魔術師へのクラスチェンジは各サーバー先着5名まででした。
制限を設けた意図について是非お願いします。

魔術師の育成は、最上位難易度で企画されております。
その魔術師が回数制限なく、自由にクラスチェンジができてしまったら、既存の魔術師の育成難易度を完全排除してしまう状況が発生しますので、これを防ぐための措置でした。

魔術師は育成難易度が高い分、スキルや装備、レベルが充実すると戦局に大きな影響をもたらすことが出来る職業です。そのため、海外でも制限を設けてクラスチェンジが行われました。
日本でも慎重に協議を行った結果、最大限の許容人数が5人でした。

ありがとうございます。
では次の質問に参ります。

1月5日(水)メンテナンスまで開催中の出席報酬の35日目報酬で貰える日本独自の希少級変身「解放されたデスナイト」は他の希少級変身より優れた効果を持っているにも関わらず、出席報酬でゲットできるのはかなりの大盤振る舞いかと思います。
実装の経緯を是非お聞かせください。

ふっと思ったんですが、デスナイト本然のスキンで英雄級の性能が発揮できたら、PC版「リネージュ」時代、52レベル達成時に味わった感動が再び味わえるんじゃないか、で始まった企画です。
サービスして2年を越え、3周年を控えたタイミングである今、こつこつとリネージュMを楽しんでいただいているプレイヤーの皆さんの為にプレゼントのような感じで制作に至りました。

そういった経緯があったんですね!もうすぐゲットできるので早速使って楽しんでみたいと思います!

次回の出席報酬では遠距離タイプの希少級変身が貰えると話せる島通信でお話がありましたが、こちらも性能は期待しても良いのでしょうか?

もちろん「解放されたダークエルフ」も無料配布を予定しております!性能も「解放されたデスナイト」同様にまた1ティアになると思います。

楽しみにしています!

2021年のアップデートを振り返って……

リネージュM、運営インタビュー

ここからは今年実装された4つの大型アップデートについて振り返っていただければと思います。

【2021/3/17】Ep.exceed〜Engage〜

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まずは3月に実施された『Ep.exceed~Engage~』についてお願いします。

『Ep.exceed~Engage~』では、主にリニューアルを多く導入したアップデートでした。
熟練度も、このアップデートで導入されました。
日本では海外と異なる順番でアップデートを行っていますので、コンテンツを補完する必要があり、それらを補完していったら20項目以上の大規模なアップデートとなりました。

一部希少級変身が神話級変身なみの攻撃速度になってしまうなどの不具合も多く、皆様にご不便とご迷惑をおかけしたのを覚えております。

一時的とはいえ、プレイヤーとしては好都合な不具合だったので話題になっていましたね。

【2021/5/26】Ep.4 TITAN

リネージュM、2周年、EP4TITAN

次に2周年記念イベントに合わせて5月末に実施された『Ep.4 TITAN』についてお願いします。

神聖剣士と暗黒騎士から半年ぶりの新職業実装でした。
アップデート前は狂戦士の情報や開発意図をかき集め、皆様にどのように狂戦士の魅力を伝えようか検討しておりました。
非常に好評でしたので一安心しました。

ただ、狂戦士があまりにも強すぎて今後クラスケアや新職業のアップデートが来ても見劣りしてしまうのではないかという懸念もありました。

狂戦士はレアリティの低いスキルの取得がアデナ購入でほぼ完結するにもかかわらず、十分な強化を行えるので新たに始めたプレイヤーはかなり快適だったと思いますね。

【2021/9/2】Ep.exceed〜Knight〜

リネージュM、ハイナイト

次に、9月に実施された『Ep.exceed~knight~』についてお願いします。

リネージュを代表する人気職業「騎士」の大規模なクラスケアでしたので、プレイヤーの皆様からの関心も非常に高いアップデートでした。
その為、スキル解説動画を撮影したり、アップデートムービーにナレーションを導入したりとサービスチームだけでなく関係者全員の気合いが入ったアップデートになりました。

騎士のみが扱うことが出来る状態異常の「挑発」実装をはじめ、様々なスキルリニューアルによって狂戦士と引けを取らない魅力に満ちた職業へと生まれ変わりクラスチェンジされた方も多くいらっしゃいました。

待ち望んでいたプレイヤーの方が多かったので反響は大きかったですね!

【2021/11/24】Ep.exceed〜DARK MAGICIAN〜

リネージュM、ダークマジシャン

最後に11月末に実施された『Ep.exceed~DARK MAGICIAN~』について改めてお願いします。

騎士に続き、リネージュを代表する職業の大規模なクラスケアでしたので緊張しておりました。
クラスケア前の状態でも戦局に大きな影響を与えることができる職業でしたので、長い時間クラスチェンジ可能な人数について協議を行っておりました。

同時に魔術師のクラスケアによる影響が大きいと考え、対抗手段となりうる職業として銃士のアップデートも同時に行う運びとなりました。
魔術師へのクラスチェンジの人数制限があるため、事前作成キャンペーンでは育成の助けとなる装備を準備して沢山のお客様に魔術師をプレイして頂こうと希少級装備一式を準備したりと、今年一番、協議に協議を重ねたアップデートでした。

2021年で印象に残っていること

振り返りありがとうございます。
お三方の2021年で最も印象に残っていることをお願いします。

私からは、各アップデートの振り返りを総括してこちらでコメントさせていただきます。
2021年に日本で行われた4つの大型アップデートについて、韓国版とは異なる仕様で行われるので、毎度手動で作業をすることになり、相当大変な1年でした。
無事アップデートは行われておりますが、日本オリジナルコンテンツに携わる時間が2021年はなかったのが一番心残りで、残念と思います。

新職業や2職業のクラスケアなど、今年も大きなアップデートが多く、1年があっという間でした。
コンテンツアップデートだけでなく、ワールド内ではインターサーバーの情勢変化が激しく発生していたのでサーバー移動サービスの移動回数や制限人数にも注意を払いながら実施しました。

今年も激動の1年でしたが、一番印象に残っている出来事はやはり戦場に騎士が帰ってきたことでした。

2022年の展望について

最後に、2022年のリネージュMの展望を是非お願いします!

リネージュM日本開発は、現在進行型で意欲的でおり、挑戦的です。
今もメンバーをさらに増やしており、韓国版のアップデートと同時に日本版でのみ楽しめるシステムは持続的に開発していきます。
現在韓国でアップデートされた内容は、もちろん日本版に実装されますが、オリジナルコンテンツもまた独自開発予定です。
内部的に考えているコンセプトは、協同、パーティ、血盟単位で行われるコンテンツとして内容を強化してくことです。

2022年も神聖剣士のクラスケアや新職業実装をはじめとした様々なアップデートを予定しております。
また、先日の生放送でも触れました「パインワンド」の実装も2022年の早い時期に行えるよう協議を行っております。

12月28日(火) 19時30分から行われる生放送にて、2022年に予定しているアップデートについてお話する予定なので、ぜひ生放送をご覧ください!

▲12/28(火)19:30から要チェック!▲

年末特番では様々なプレゼントもあるとのことなので今から楽しみです!

そして、ボスドロップについても、韓国版のテーブルが実装されておりますが、エヌシージャパンのサービスチームやプレイヤーの皆さんからの要請の声もあり、インフラや仕様もまた韓国版とは異なる為、蓄積されたデータを参考し一部修正がある予定ですので、ご期待ください!
私が更新している開発Twitter(https://twitter.com/LMJP_DEV)で経過報告を行っていく予定なので、こちらもぜひチェックしてください!

2022年のリネージュMにもご期待ください!

2022年のアップデートも今から待ち遠しいですね!
改めまして、今回はインタビューをお受けいただきありがとうございました!
2022年も宜しくお願いします!

本インタビュー内容は2021年12月24日のものとなります。
© NCSOFT Corporation. Licensed to NC Japan K.K. All Rights Reserved.

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